国際行政書士斉藤事務所
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福岡のとび・土工工事業許可|資格・経験と業種の境界

こんな方へ:足場・掘削・くい等の受注範囲を整理したい方

福岡県知事許可の保有業者数

7,297業者

県知事許可のみ。基準日:2026年3月31日。業種重複があり、個別の取得可否とは別です。

とび・土工は、足場、掘削、くい、コンクリート、法面など幅広い基礎的・準備的工事に関係します。ただし、解体や型枠、舗装まで何でも含む業種ではありません。自社の受注内容を工法と完成物から分けることが、申請の出発点です。

とび・土工の工事例は、請け負う完成物から確かめる

県の例示には、足場などの仮設、重量物の揚重運搬配置、くい打ち、掘削・盛土、コンクリート圧送、地盤改良、法面保護、外構などがあります。広い範囲を持つため、「土木工事」という総称だけで管理すると、実務経験の整理が曖昧になります。

同じ現場でも、足場を完成させる契約、コンクリートを圧送する契約、外構全体をまとめる契約では確認する資料が違います。会社が発注した工事と受注した工事も分け、本人がどこへ従事したかを工種別に整理しましょう。

図1工事の内容から許可業種を比較する
工事の内容から許可業種を比較する 加工済み鉄骨の組立。とび・土工を検討。製作から一貫施工。鋼構造物も確認。 加工済み鉄骨の組立 とび・土工を検討 製作から一貫施工 鋼構造物も確認

加工済み鉄骨の組立。とび・土工を検討。製作から一貫施工。鋼構造物も確認。

出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。

資格は正式名称・種別と、一般か特定かを照合する

営業所技術者等(旧:専任技術者)の代表的な資格経路は、次のとおりです。

一級・二級土木施工管理技士(二級は「土木」「薬液注入」)、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士(躯体)、一級・二級建設機械施工管理技士、技能士(とび、コンクリート圧送施工、ウェルポイント施工等。等級と必要経験は一覧表による)

具体的に使う資格は、資格証の正式名称・種別と県の有資格コード一覧で照合してください。

土木施工管理の種別、建築施工管理の躯体、建設機械施工、各技能検定など、複数の資格経路があります。資格の対象は広い一方、型枠施工の技能士をとび・土工の資格へ機械的に混ぜることはできません。現行の一覧で業種欄を確認します。

地すべり等の資格を使う場合も、資格に必要な追加経験と、今回の申請で示す実務が対応するかを見ます。作業主任者の講習等と、建設業許可で認められる資格を同じものとして扱わないようにしてください。

出典:建設業法 第7条第2号・第15条第2号/福岡県手引き 参考資料「有資格コード一覧」・注記。

経験証明は工事の内容と本人の在籍をつなげる

工事名の幅が広くても、それだけで証明に有利・不利が決まるわけではありません。足場、くい、土工、圧送、地盤改良等について、当時の受注書類から内容と期間を読み取れることが大切です。実際の契約範囲が分かる内訳を残します。

解体を含む古い資料は、制度の区分と当時の適法性を確認して扱います。現在の解体の経験を、とび・土工の経験へ自動的に加算しないでください。経験資料の表記が現在の業種名と違う場合は、当時の制度と実施工の内容を説明する準備が必要です。

図2実務経験の確認資料を結び付ける
実務経験の確認資料を結び付ける 工種別に分類。受注内容を確認。従事期間を対応。 工種別に分類 受注内容を確認 従事期間を対応

工種別に分類。受注内容を確認。従事期間を対応。

出典:福岡県手引き 参考資料「実務経験の確認資料」・常勤性の確認資料。資料の整理方法は当事務所の編集。

似た工事との境界を、材料名だけで決めない

加工済み鉄骨を現場で組み立てるだけの工事と、製作・加工から組立てまで一貫して請け負う鋼構造物工事は分けます。大型の消波ブロック等の据付けと、擁壁としてのブロック積み、エクステリアのブロック塀も、同じ材料名だけでは区分できません。

解体工事の経過措置が今も続くという理解は避けましょう。型枠は大工、舗装は舗装、植栽等は造園など、独立して完成を請け負う工事の区分を確認し、附帯工事の例外と混同しないことが重要です。

出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。

福岡の許可保有数は、所在地と集計時点を分けて読む

県公表名簿の基準日は2026年3月31日、取得日は2026年10月28日です。以下はとび・土工工事業の許可を持つ県知事許可業者について、許可番号ごとに重複を除き、名簿上の所在地で数えたものです。

所在地の地域当該業種の許可保有数
北九州市1,701業者
福岡市1,624業者
久留米市437業者
その他の市町村3,535業者
県知事許可の合計7,297業者

件数の多い地域の一部を掲載しています。同数の地域がある場合の順位を断定する表ではなく、大臣許可業者や許可不要の事業者を含む全事業者数でもありません。

県の名簿で保有数が多い業種ですが、足場、地盤改良、コンクリート等の専門分野まで同じとは限りません。地域別の件数は事業者の所在地であり、実際の施工地域の広さを示すものではありません。集計の全体像や純計・延べの違いは 福岡の建設業者数と分布|県名簿で見る業種・地域の違い を参照してください。

出典:福岡県「建設業許可業者の検索、書類の閲覧、名簿について」。県公表名簿を許可番号・業種・所在地で当事務所集計。

LINE相談には受注資料と資格の情報を用意する

自社の工事を「足場」「くい・地盤」「土工」「コンクリート」「その他の外構」に分け、最近の受注資料を用意してください。解体やブロック、舗装が混ざる場合は、その契約範囲も伝えると、必要業種と証明資料を具体的に整理できます。

常勤役員等(旧:経営業務の管理責任者)、財産的基礎、社会保険、営業所等の共通要件は 建設業許可の要件を確認|福岡で人・財産・営業所と資料を整理 で確認します。
技術者の要件は 営業所技術者等の要件|福岡で資格・実務経験・常勤性を確かめる、業種選びは 建設業許可の業種一覧|福岡で工事内容から必要な業種を選ぶ、経験資料は 福岡の建設業許可|持っている資格から対応業種を調べる方法、自己点検は 福岡の建設業許可セルフ診断|人・資金・営業所を順に確認 へ案内しています。

出典:前掲の福岡県手引き・参考資料に基づく当事務所の案内。