福岡の内装仕上工事業許可|資格・経験と業種の境界
こんな方へ:内装・リフォームの見積もりから業種を整理したい方
福岡県知事許可の保有業者数
3,581業者
県知事許可のみ。基準日:2026年3月31日。業種重複があり、個別の取得可否とは別です。
壁紙、床材、ボード、天井、間仕切り、畳等による内装の仕上げは、内装仕上工事業を検討します。リフォームをひとまとめにせず、水回り・電気・大工・建具等の工事を分けることが大切です。請求書の名称と実際の施工内容を結び付けましょう。

内装仕上の工事例は、請け負う完成物から確かめる
県の工事例には、天井仕上、壁張り、内装間仕切り、床仕上、畳、ふすま、家具、防音等があります。木を使う工事でも、内装仕上の区分に関係するものがあり、材料だけで大工と判断できません。現場で加工や組立てをして据え付ける家具工事も例示されています。
住宅や店舗の改修では、同じ受注に設備工事等が混在しやすくなります。部屋の中の作業という共通点だけで内装仕上へ集めず、完成物の機能と工法を、見積内訳や図面から確認します。
壁・床・天井の仕上げ。内装仕上を検討。給排水・電源の設備。管・電気を確認。
出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。
資格は正式名称・種別と、一般か特定かを照合する
営業所技術者等(旧:専任技術者)の代表的な資格経路は、次のとおりです。
一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士(仕上げ)、一級・二級建築士、技能士(畳製作、内装仕上げ施工、表装等の対象種目。等級と必要経験は一覧表による)
具体的に使う資格は、資格証の正式名称・種別と県の有資格コード一覧で照合してください。
建築施工管理、建築士、内装仕上げ施工等の技能検定が代表例です。技能検定の名称は、畳、表装、カーテン、床や天井等の旧名称を含め、現行の表と対応を確認します。仕上げに関係する資格のすべてが、無条件で同じ業種に使えるという意味ではありません。
合格時期と等級によって取得後の経験が必要な経路では、資格取得日と対象工事の期間を分けて整理します。採用する技術者の免状だけでなく、営業所で常勤できる体制も合わせて確認しましょう。
出典:建設業法 第7条第2号・第15条第2号/福岡県手引き 参考資料「有資格コード一覧」・注記。
経験証明は工事の内容と本人の在籍をつなげる
「リフォーム一式」「原状回復一式」という資料では、内装の施工範囲を内訳から確認します。クロス、床、天井等がどのように入っているかを読み取り、配管・電気・建具等が含まれるなら、その部分と区別します。混在しているだけで経験に使えないと即断する必要はなく、説明できる資料を探すことが先です。
契約書、請求書、当時の仕様等を対応させ、本人がその工事に従事した期間も確認します。販売や家具の納入だけの資料と、建物への据付け工事は分けて扱います。旧勤務先の経験を使う場合は、工事の資料と在籍の資料の両方がつながるかを事前に確認してください。
リフォーム内訳。内装部分を特定。本人の経験と対応。
出典:福岡県手引き 参考資料「実務経験の確認資料」・常勤性の確認資料。資料の整理方法は当事務所の編集。
似た工事との境界を、材料名だけで決めない
水回りの配管や空調は管、電源工事は電気、サッシやドア等の取付けは建具というように、工事の目的で業種を確認します。建築一式の許可を取れば、こうした内装改修をすべて単独受注できるという理解も避けましょう。
通常の建物内の防音工事と、ホール等で構造的な音響効果を目的とする工事も、例示の範囲を分けて確認します。大工・家具・内装の境界は、加工する材料だけでなく、何をどの状態まで完成させるかを説明することが重要です。
出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。
福岡の許可保有数は、所在地と集計時点を分けて読む
県公表名簿の基準日は2026年3月31日、取得日は2026年10月28日です。以下は内装仕上工事業の許可を持つ県知事許可業者について、許可番号ごとに重複を除き、名簿上の所在地で数えたものです。
| 所在地の地域 | 当該業種の許可保有数 |
|---|---|
| 福岡市 | 1,410業者 |
| 北九州市 | 724業者 |
| 久留米市 | 137業者 |
| その他の市町村 | 1,310業者 |
| 県知事許可の合計 | 3,581業者 |
件数の多い地域の一部を掲載しています。同数の地域がある場合の順位を断定する表ではなく、大臣許可業者や許可不要の事業者を含む全事業者数でもありません。
内装仕上の保有数は、住宅原状回復、店舗改装、畳・表装等の仕事を区分したものではありません。地域の件数だけで自社の専門分野の競合数や需要を判断しないようにします。集計の全体像や純計・延べの違いは 福岡の建設業者数と分布|県名簿で見る業種・地域の違い を参照してください。
出典:福岡県「建設業許可業者の検索、書類の閲覧、名簿について」。県公表名簿を許可番号・業種・所在地で当事務所集計。
LINE相談には受注資料と資格の情報を用意する
内装、配管、電気、建具等が分かる見積内訳と、技術者の資格を用意してご相談ください。「リフォーム一式」の資料しか残っていない場合も、仕様や当時の工事内容を補えるものから確認します。
買取再販を含む方は 福岡のリフォーム業の建設業許可|工事内容から業種を選ぶ や 福岡のリフォームと買取再販|建設業許可と宅建業免許の分け方 の整理も参考になります。
常勤役員等(旧:経営業務の管理責任者)、財産的基礎、社会保険、営業所等の共通要件は 建設業許可の要件を確認|福岡で人・財産・営業所と資料を整理 で確認します。
技術者の要件は 営業所技術者等の要件|福岡で資格・実務経験・常勤性を確かめる、業種選びは 建設業許可の業種一覧|福岡で工事内容から必要な業種を選ぶ、経験資料は 福岡の建設業許可|持っている資格から対応業種を調べる方法、自己点検は 福岡の建設業許可セルフ診断|人・資金・営業所を順に確認 へ案内しています。
出典:前掲の福岡県手引き・参考資料に基づく当事務所の案内。