国際行政書士斉藤事務所
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福岡のリフォームと買取再販|建設業許可と宅建業免許の分け方

こんな方へ:買取再販や自社物件の改修で、手続きを分けたい方

買取再販では、不動産を売買する行為と、建設工事を請け負う行為を分けて確認します。
自社所有物件を自社のために施工することを、他人からの工事請負と同じ基準だけで判断しません。
物件の名義、契約の当事者、完成させる約束の内容を先に整理しましょう。

自社物件の改修と、他人からの請負は区別する

建設業法の建設業は、建設工事の完成を請け負う営業です。そのため、自社が所有する物件を自社のために施工することについて、工事費が大きいという理由だけで、他人の注文を受けた請負と同じ許可判定をするのは適切ではありません。会社間や個人と法人の契約がある場合は、所有と請負の関係を個別に見ます。

一方、顧客が買った物件について、その顧客との契約で改修工事を引き受けるなら、工事請負として許可を検討します。売買契約と改修契約を同時に結ぶ計画でも、それぞれの当事者と義務を整理してください。営業資料の「リノベ込み」という呼び名だけでは判断できません。

出典:建設業法 第3条・第7条・第8条・第11条・別表第一。

不動産の買取再販を業として行うなら、宅建業を検討する

中古物件を買って売る計画では、宅地建物の売買を業として行うかという観点から宅建業免許を確認します。自社で工事ができることや建設業許可を持つことは、宅建業免許の代わりにはなりません。逆に、宅建業免許があれば顧客の大きな改修工事も当然に請け負えるわけではありません。

自社が売主になる事業と、仲介する事業、工事だけ受注する事業が混在するなら、取引図に分けて描きます。福岡の建設業者が宅建業へ進出するには|免許と兼業の準備で宅建業へ進出する場合の事務所・人員・営業開始条件を案内しています。物件を仕入れてから必要な免許に気付かないよう、事業計画の段階から確認しましょう。

図1買取再販の契約を分解
買取再販の契約を分解買取再販の契約を分解。誰が物件を所有するか、誰が工事を注文するか、誰が何を売るかの順に確認します。誰が物件を所有するか誰が工事を注文するか誰が何を売るか

買取再販の契約を分解。誰が物件を所有するか、誰が工事を注文するか、誰が何を売るかの順に確認します。

出典:宅地建物取引業法 第2条・第3条・第31条の3・第35条/福岡県「宅地建物取引業の免許申請書はこちらから」。

工事を外注するときは、契約する会社の役割を確認する

自社所有物件の改修を工事会社へ発注する場合、その工事会社にとっては他人から受けた請負です。外注先の許可が必要かは、実際の工事の業種や請負代金から確認します。専門工事の軽微な工事の基準は工事1件の請負代金が500万円未満(税込)であり、建築一式の基準を内装等へ一律に用いないようにします。

売主が自社施工する部分、他社へ発注する部分、購入者が別途依頼する部分を明確にしてください。工事費と物件代金を一緒に請求している場合も、契約の実態が見えなくならないようにします。
福岡のリフォーム業の建設業許可|工事内容から業種を選ぶで工事業種の選び方、建築一式なら何でもできる?福岡の附帯工事と専門工事の境界で複数の工事が混在する場合の資料整理を扱っています。

出典:福岡県「建設業許可申請等の手引き」第1 建設業の許可のあらまし/建設業法施行令 第1条の2。

広告と説明では、確認できる工事の内容を記録する

販売する物件について、どの部分をいつ、どの範囲で改修したか、施工記録や設備の資料を整理します。新しく見える仕上げと、構造・防水・配管等の改修範囲は同じではありません。確認していない部分まで全面改修済みと広げて説明しないようにします。

宅建業法上の重要事項説明や売主としての契約内容の説明に加え、広告の表示が実際の工事と一致するかを確認します。工事履歴、検査等の記録、引渡し資料を残すことは、後の問い合わせへ答える準備にもなります。説明義務や契約不適合責任などの個別判断は、案件の契約と法令に即して検討してください。

工事の記録は、販売時に使う説明資料と対応する形で残します。設備を交換した部分、補修にとどめた部分、既存のまま残した部分を分けると、買主からの質問に事実に沿って答えやすくなります。

施工会社が持つ報告書や仕様の資料を受け取る工程も、工事契約と引渡しの準備へ入れてください。建物の状態や工事履歴を確認できないまま、広告上の便利な言葉へまとめてしまわないことが重要です。

図2許認可を分けて確認
許認可を分けて確認許認可を分けて確認。不動産を業として売買、他人から工事を請負、改修の別の規制も確認の順に確認します。不動産を業として売買他人から工事を請負改修の別の規制も確認

許認可を分けて確認。不動産を業として売買、他人から工事を請負、改修の別の規制も確認の順に確認します。

出典:宅地建物取引業法 第2条・第3条・第31条の3・第35条。

福岡で事業を組むときは、土地・建物の条件も先に見る

改修内容によっては、建築確認、用途、消防などの別の確認が必要になる場合があります。宅建業免許や建設業許可があることだけで、どの改修も着手できるわけではありません。土地の利用や造成を伴うなら、福岡の太陽光・造成工事と開発許可|着工前の確認を分ける・福岡で建設業者が自社の宅地造成を行うには|許認可の順番の開発や盛土の手続きも関係します。

当事務所では宅建業、建設業許可、農地転用・開発を扱う立場から、売買と施工の工程の接点を整理します。仕入れる物件の現状と予定する改修の範囲を先にまとめ、販売の計画と工事の条件を照合します。設計や建築基準の技術的検討は、建築士等の担当者と確認する項目として分けます。

出典:建築基準法 第48条・別表第二/福岡県「開発許可制度 よくある質問」開発行為・規制対象規模・農地転用との関係。

LINEでは、物件の名義と工事契約の流れを伝える

最初は「自社で買って改修して売る」「購入者から改修も受注する」など、事業の流れを文章でお知らせください。物件の所有者、売主、工事の注文者、施工する会社を分けて考えると、許認可を検討する入口が見えます。顧客名や詳細な契約書を最初から送る必要はありません。

これから事業を始める場合は、仕入れ、免許申請、工事、販売のうち何が決まっているかも共有します。免許取得や許可の審査結果を約束するものではありませんが、順番の取り違えを避けるための確認資料と相談項目を整理できます。

出典:建設業法 第3条・第7条・第8条・第11条・別表第一/宅地建物取引業法 第2条・第3条・第31条の3・第35条。