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建設業許可を元請から求められたら|福岡で取得業種を決める準備

木の作業床と黄色い金属の手すり・支柱を持つ足場を、青空へ向けて見上げている。

元請から許可を求められたものの、どの業種を取るか迷っていませんか。

取りやすそうな業種を先に決めず、実際の工事と今後の受注を並べて考えます。

許可は業種ごとです。
申請前に、契約書や見積書の工事内容を確認しましょう。

図1 元請に求められたら、どの業種から考えますか?今の仕事・元請の要望・将来の工事を対応させます
今の仕事・元請の要望・将来の工事を対応させます元請に求められたら、どの業種から考えますか? 工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります。 過去の契約・請求の内訳の「実際の主力工事と施工内容」から、今の仕事に対応する業種の候補。 元請との確認記録の「依頼する工事と発注予定」から、取引上求める業種と範囲。 今後の事業計画の「受けたい工事と人の準備」から、今申請する業種と今後追加する候補。 この資料だけでは分からない点:工事名や元請の言葉だけでは業種・許可の必要性は決まりません。 工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります。 法令上の必要性と取引条件を分けます。希望業種の営業所技術者等と証明資料も必要です。将来像は計画の話で、法定年数ではありません。過去の契約・請求の内訳実際の主力工事と施工内容今の仕事に対応する業種の候補元請との確認記録依頼する工事と発注予定取引上求める業種と範囲今後の事業計画受けたい工事と人の準備今申請する業種と今後追加する候補工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります資料の限界:工事名や元請の言葉だけでは業種・許可の必要性は決まりません。
今の仕事・元請の要望・将来の工事を対応させます元請に求められたら、どの業種から考えますか? 工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります。 過去の契約・請求の内訳の「実際の主力工事と施工内容」から、今の仕事に対応する業種の候補。 元請との確認記録の「依頼する工事と発注予定」から、取引上求める業種と範囲。 今後の事業計画の「受けたい工事と人の準備」から、今申請する業種と今後追加する候補。 この資料だけでは分からない点:工事名や元請の言葉だけでは業種・許可の必要性は決まりません。 工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります。 法令上の必要性と取引条件を分けます。希望業種の営業所技術者等と証明資料も必要です。将来像は計画の話で、法定年数ではありません。過去の契約・請求の内訳見る所:実際の主力工事と施工内容分かること:今の仕事に対応する業種の候補元請との確認記録見る所:依頼する工事と発注予定分かること:取引上求める業種と範囲今後の事業計画見る所:受けたい工事と人の準備分かること:今申請する業種と今後追加する候補工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります資料の限界:工事名や元請の言葉だけでは業種・許可の必要性は決まりません。

この図で分かること工事の中身と将来の方針を並べ、申請する業種を絞ります

法令上の必要性と取引条件を分けます。
希望業種の営業所技術者等と証明資料も必要です。
将来像は計画の話で、法定年数ではありません。

目次

1 29業種は、一式二つと専門工事27

建設業の許可は、土木一式工事と建築一式工事の二つの一式工事、それ以外の27の専門工事に分かれています。
大工、左官、屋根、電気、管、内装仕上、解体など、それぞれの工事内容に合わせて許可を受ける仕組みです。
一式工事と専門工事は、それぞれの工事内容に応じて必要な許可を確認します。
一式は原則として元請の立場で、総合的な企画・指導・調整を行う工事です。
建築一式の許可だけで、税込500万円以上の内装工事だけを単独で受注することはできません。
建築一式そのものについては、税込1,500万円未満、または延べ面積150平方メートル未満の木造住宅工事が、軽微な工事の基準です。
専門工事に建築一式の基準をそのまま使うことはできません。

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建設業の許可は、土木一式工事と建築一式工事の二つの一式工事、それ以外の27の専門工事に分かれています。
大工、左官、屋根、電気、管、内装仕上、解体など、それぞれの工事内容に合わせて許可を受ける仕組みです。

一式工事と専門工事は、それぞれの工事内容に応じて必要な許可を確認します。
一式は原則として元請の立場で、総合的な企画・指導・調整を行う工事です。
建築一式の許可だけで、税込500万円以上の内装工事だけを単独で受注することはできません。

建築一式そのものについては、税込1,500万円未満、または延べ面積150平方メートル未満の木造住宅工事が、軽微な工事の基準です。
専門工事に建築一式の基準をそのまま使うことはできません。

一式の許可でできることと、専門工事を単独で受ける場合の違いは、建築一式工事の解説にまとめています。
この記事では、その違いを踏まえて、取得する業種をどう決めるかを考えます。

2 建設業許可の業種選びは、売上・元請の要望・将来像から

過去の請求書を施工内容で並べると、いまの主力工事が具体的になります。

一つ目は、今の主力工事です。
過去の契約書や請求書を、工事の内容ごとに分けます。
売上の多い工事、金額が大きくなりそうな工事、今後も続けたい工事を整理してください。
売上の名称だけでなく、実際に何を施工したかが大切です。

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一つ目は、今の主力工事です。
過去の契約書や請求書を、工事の内容ごとに分けます。
売上の多い工事、金額が大きくなりそうな工事、今後も続けたい工事を整理してください。
売上の名称だけでなく、実際に何を施工したかが大切です。

金額を見るときは税込です。
注文者から材料が支給される場合も、材料の価格などを加えた額で判断します。
請負代金だけでは基準未満でも、支給材料を含めると許可が必要な規模になることがあります。
計算方法は500万円の数え方も確認してください。

二つ目は、元請が求める業種です。
「建設業許可を取ってほしい」という言葉だけで決めず、どの工事を、いつから発注する予定かを確かめます。
元請が示した業種名と、実際に頼まれる工事内容が合っているかも見ます。

法令上の許可が要らない規模でも、取引条件として許可を求められる場合があります。
この場合は、法律上の必要性と取引上の条件を分けて整理します。
許可を取れば受注や単価が上がると決まるわけではありませんが、相手が何を条件にしているかは確認できます。

三つ目は、将来の会社の形です。
専門工事を中心に続けるのか、元請として建物全体を扱いたいのかを考えます。
将来必要になりそうな業種について、資格者をどう育てるか、経験を示す書類をどう残すかも合わせて準備します。

希望する業種を並べたら、今すぐ申請するものと、今後追加するものを分けます。
多く取ること自体を目的にせず、実際の仕事と、要件を満たす人の組み合わせを確認してください。

3 境界線で迷ったら、工事名より中身を見ます

例えば、テナントの「全面改修」という工事名だけでは、建築一式か内装仕上かは決められません。
壁や床の仕上げが中心なのか、建物全体を総合して建設する工事なのかを、内訳や図面から確認します。
請負額が大きいことだけでも決まりません。

同じ現場で工種がいくつもある場合も、まとめて一業種にする前に、次の項目を分けます。

  • 工事の目的:何を完成させるための工事か。
  • 施工する部分:自社が実際に担当する内容。
  • 契約の範囲:何を請け負っていますか。

「リフォーム一式」とだけ書かれた請求書は、後から内容を確認しにくいため、内訳も保存してください。

別業種の工事でも、主たる工事を施工するため、またはその施工の結果として必要になる「従たる工事」であれば、附帯工事に当たる場合があります。
しかし、同じ見積書に入っているだけで附帯になるわけではありません。

附帯工事に当たるか、施工する人や下請先をどう用意するかは、附帯工事の解説で確認できます。
独立した目的を持つ専門工事は、附帯工事とは分けて、必要な許可業種を確認していきましょう。

4 業種を決めたら、人と証明資料を確かめます

業種の希望が決まっても、その業種の営業所技術者等になれる人が必要です。
資格で確認する場合は、資格の正式名称と対象業種を照らし合わせます。
一つの資格で複数業種に対応する場合もあれば、名称が似ていても対象が違う場合もあります。

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業種の希望が決まっても、その業種の営業所技術者等になれる人が必要です。
資格で確認する場合は、資格の正式名称と対象業種を照らし合わせます。
一つの資格で複数業種に対応する場合もあれば、名称が似ていても対象が違う場合もあります。

実務経験による場合は、どの工事を、いつ、どの会社で経験したかを整理します。
建設業で働いた総年数だけでは決まりません。
複数業種の経験を使う場合は、国の認定や緩和の対象になるかも含めて個別に確認します。

残っている契約書や請求書を年ごと・工事ごとに分けておくと、経験の確認が進めやすくなります。
必要な資料の考え方は、10年の実務経験を証明する記事をご覧ください。

私は今の売上を示す書類と、これから受けたい工事の内容を並べて確認します。
元請から言われた業種と、証明できる経験が合っているかを整理してから、申請の組み合わせを考えます。

まとめ

  • 業種は、今の売上・元請の要望・将来像から選びます。
  • 一式の許可と、単独の専門工事の許可は分けて考えます。
  • 希望する業種について、技術者と証明資料を先に確認します。

分からないことがあれば、聞いてくださいね

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行政書士 斉藤 実

請求書を見れば、どの業種で実績が積めているかを確認できます。
元請から言われた業種と合っているかも、一緒に確かめます。

お電話:092-600-2748(出られない場合は折り返します)

よくある質問

Q1取引先に指定された業種を、そのまま申請してよいですか?
指定された名称と、自社が実際に施工する範囲が一致するかを確かめます。
元請の登録案内に加え、契約書、見積内訳、図面などから何を完成させる工事かを整理してください。
Q2建物の工事なら、建築一式を選べば広く対応できますか?
一式工事と、専門工事を単独で請け負う場合は分けて確認します。
建物全体を企画・指導・調整する契約か、屋根や内装などの特定部分を完成させる契約かを、施工範囲から見ます。
Q3使う材料が同じなら、許可業種も同じになりますか?
材料だけでなく、取り付ける場所や完成後の機能で区分が変わることがあります。
材料名、施工方法、完成させる部位が分かる内訳や仕様を用意し、県の工事例と照らし合わせます。
ほかの質問を見る(Q4〜Q10)
Q4製品の販売や保守も、施工経験としてまとめられますか?
販売・納品や保守の役務と、現場で工作物を完成させる工事は分けて整理します。
契約ごとに引き受けた範囲を確認し、実際に施工した内容を、注文書や作業の資料へ結び付けます。
Q5請求書が工事一式だけの場合、どう業種を説明しますか?
請求書の表記に加え、内訳、図面、仕様、施工した設備などで内容を確認します。
売上の呼び名と許可の区分が同じとは限らないため、どの部分をどこまで完成させたかを説明できる資料を探します。
Q6同じ見積もりに複数の工事が混ざる場合はどうしますか?
工種ごとの目的と、自社が請け負う部分を整理します。
主な工事に伴うものか、専門工事を独立して請け負うものかも分け、見積内訳と施工の役割から必要な業種を確認します。
Q7附帯工事なら、別の業種を気にしなくてよいですか?
附帯工事として扱えるかは、主たる工事との関係を具体的に確認します。
請け負う範囲の確認に加え、自社で施工する場合の技術者の扱いもあるため、契約と人員を合わせて整理します。
Q8持っている資格から、先に申請業種を決めてもよいですか?
資格の対応だけでなく、実際に受けたい工事と元請の条件を並べて考えます。
資格の正式区分と必要な経験を確認し、希望する施工内容に対応する人員と資料を準備できるかを確かめます。
Q9必要になりそうな業種を、まとめて申請した方がよいですか?
同時に申請する方法と後から追加する方法で、費用や準備する資料が変わります。
現在の主力工事と今後の予定を並べ、技術者、証明資料、取得後の管理まで含めて申請範囲を考えます。
Q10県の工事例に似た名称があれば、その業種と考えてよいですか?
工事例は、実際の施工内容を調べる入口として使います。
似た名称だけで決めず、何を造る工事か、どの機能を担うか、契約のどこまでを自社が行うかを資料で照合してください。

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確認日:2026年10月18日。
制度の説明は、次の公的資料を参照して確認しました。

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