国際行政書士斉藤事務所
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福岡のしゅんせつ工事業許可|資格・経験と業種の境界

こんな方へ:水底の工事と水路清掃の経験を分けたい方

福岡県知事許可の保有業者数

2,424業者

県知事許可のみ。基準日:2026年3月31日。業種重複があり、個別の取得可否とは別です。

河川や港湾等の水底をしゅんせつする工事は、しゅんせつ工事業を検討します。水路の清掃や側溝の泥上げという名称だけで、同じ工事経験に集めることはできません。水底の工事か、維持清掃の役務かを、契約と作業内容から分けましょう。

しゅんせつの工事例は、請け負う完成物から確かめる

しゅんせつは、河川や港湾等の水底に堆積した土砂等を取り除く工事の区分です。県の工事例は簡潔ですが、申請では契約名だけでなく、対象と施工の内容を説明できる資料が重要になります。水中で作業すること自体が、すべてしゅんせつの判断基準ではありません。

港や河川の工事には、護岸、土工、構造物、運搬等が組み合わさることがあります。自社が水底をしゅんせつする工事を受注したのか、船舶・機材の貸出しや清掃等だけを担当したのかを区別し、工事の完成を約束した範囲から整理します。

図1工事の内容から許可業種を比較する
工事の内容から許可業種を比較する 河川・港湾の水底工事。しゅんせつを検討。側溝等の維持清掃。工事との違いを確認。 河川・港湾の水底工事 しゅんせつを検討 側溝等の維持清掃 工事との違いを確認

河川・港湾の水底工事。しゅんせつを検討。側溝等の維持清掃。工事との違いを確認。

出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。

資格は正式名称・種別と、一般か特定かを照合する

営業所技術者等(旧:専任技術者)の代表的な資格経路は、次のとおりです。

一級・二級土木施工管理技士(二級は土木)、技術士(建設部門、水産部門の水産土木等。部門・選択科目は一覧表による)

具体的に使う資格は、資格証の正式名称・種別と県の有資格コード一覧で照合してください。

土木施工管理技士は種別「土木」等、資格一覧で本業種に対応するものを確認します。技術士を使う場合も、水産土木等の部門・選択科目まで証書の表記と一覧を照合してください。水に関係する技術資格ならすべて使えるという判断は避けます。

資格経路だけでなく、指定学科や実務経験等を検討する場合も、対象となる工事の経験がどこまであるかを確認します。受注件数が少ないときは、長期にわたる工事の期間をどう説明するかも、資料の保存状況と合わせて検討します。

出典:建設業法 第7条第2号・第15条第2号/福岡県手引き 参考資料「有資格コード一覧」・注記。

経験証明は工事の内容と本人の在籍をつなげる

公共工事の契約書がある場合でも、しゅんせつの内容と本人の従事が読めるかを確認します。仕様、施工数量の記録、工事期間の資料を使い、勤務先が受注した工事と自分の担当期間を結び付けてください。契約書の有無だけで経験を断定しないことが大切です。

側溝の清掃、保守、点検等は、県の手引きで建設工事に該当しない例として示されています。「しゅんせつ」と呼ばれていても、実態が維持清掃の業務なら、許可に使う建設工事の経験とは区別します。資料が少ない古い期間をまとめて推測するのではなく、対象になる工事を特定してから必要期間を検討しましょう。

図2実務経験の確認資料を結び付ける
実務経験の確認資料を結び付ける 仕様と契約を確認。対象工事を抽出。本人の従事を対応。 仕様と契約を確認 対象工事を抽出 本人の従事を対応

仕様と契約を確認。対象工事を抽出。本人の従事を対応。

出典:福岡県手引き 参考資料「実務経験の確認資料」・常勤性の確認資料。資料の整理方法は当事務所の編集。

似た工事との境界を、材料名だけで決めない

水底のしゅんせつと、水路や側溝の清掃は、契約の実態から区別します。また、しゅんせつした土砂を運搬するだけの仕事を、しゅんせつ工事そのものの経験として扱わないようにしてください。

港湾工事全体を総合的に管理する土木一式、個別のしゅんせつ、潜水等の関連作業では、確認する業種が変わる可能性があります。元請・下請の呼び方だけで決めず、仕様書に書かれた完成物と自社の契約範囲を確認します。経営事項審査と入札のための業種も、許可の内容と対応させて整理してください。

出典:建設業法 第3条・別表第一/福岡県手引き 第1「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」/国土交通省「業種区分・区分の考え方」。

福岡の許可保有数は、所在地と集計時点を分けて読む

県公表名簿の基準日は2026年3月31日、取得日は2026年10月28日です。以下はしゅんせつ工事業の許可を持つ県知事許可業者について、許可番号ごとに重複を除き、名簿上の所在地で数えたものです。

所在地の地域当該業種の許可保有数
北九州市626業者
福岡市427業者
久留米市125業者
その他の市町村1,246業者
県知事許可の合計2,424業者

件数の多い地域の一部を掲載しています。同数の地域がある場合の順位を断定する表ではなく、大臣許可業者や許可不要の事業者を含む全事業者数でもありません。

しゅんせつの保有数は、港湾・河川のどちらを主に扱うか、稼働する船舶や設備まで区分した数ではありません。地域の保有数と、個別工事の施工能力や受注余力を切り分けて見ます。集計の全体像や純計・延べの違いは 福岡の建設業者数と分布|県名簿で見る業種・地域の違い を参照してください。

出典:福岡県「建設業許可業者の検索、書類の閲覧、名簿について」。県公表名簿を許可番号・業種・所在地で当事務所集計。

LINE相談には受注資料と資格の情報を用意する

工事契約、仕様書、実際の作業内容、本人の担当期間をそろえて相談してください。公共工事を中心に予定するなら、許可だけでなく経営事項審査と入札参加資格の計画も共有しましょう。清掃・役務が混在する場合は、それぞれの契約を分けて用意すると整理できます。

常勤役員等(旧:経営業務の管理責任者)、財産的基礎、社会保険、営業所等の共通要件は 建設業許可の要件を確認|福岡で人・財産・営業所と資料を整理 で確認します。
技術者の要件は 営業所技術者等の要件|福岡で資格・実務経験・常勤性を確かめる、業種選びは 建設業許可の業種一覧|福岡で工事内容から必要な業種を選ぶ、経験資料は 福岡の建設業許可|持っている資格から対応業種を調べる方法、自己点検は 福岡の建設業許可セルフ診断|人・資金・営業所を順に確認 へ案内しています。

出典:前掲の福岡県手引き・参考資料に基づく当事務所の案内。