建設業許可票の掲示|福岡で金看板を作る前に確かめること

許可が出たら看板も届く、とは考えない
建設業許可の通知を受けても、営業所や工事現場に掲げる許可票が自動で作られるわけではありません。
掲示する場所に合う寸法と記載内容を確認し、事業者側で準備します。
通称の金看板という言葉だけで材質や色を決めず、法令の標識として必要な内容から確かめましょう。
建設業法は、店舗と、発注者から直接請け負った建設工事の現場について、公衆の見やすい場所に標識を掲げることを定めています。現場の掲示義務は元請に関するもので、下請として入る現場まで同じ義務と読み替えません。各営業所では営業所用の標識を準備します。
許可票を壁に置いたという形式だけでなく、外部の人が内容を確認できる状態になっているかを見ます。棚の裏に隠れている、文字が読めない、更新前の内容のままといった状態を避けるため、掲示する位置と点検する担当も一緒に決めてください。
出典:建設業法 第40条/建設業法施行規則 第25条・別記様式の標識。
営業所と工事現場では、寸法と記載欄を分けて確認する
営業所用の寸法は縦35cm以上×横40cm以上、現場用は縦25cm以上×横35cm以上(元請のみ掲示義務)です。営業所用を縮小して現場に使う、看板業者の既製品なら内容を確認しなくてよい、といった考え方は避けましょう。規格に合うかを発注前に確認します。
営業所用の法定書式は営業所用の建設業の許可票(別記様式第28号)、現場用は建設工事現場用の建設業の許可票(別記様式第29号)です。営業所用には商号・代表者・一般と特定の別・許可業種・許可番号・許可年月日などを記載します。許可年月日を有効期間へ勝手に置き換えないでください。現場用は担当技術者や専任の有無等の欄も確認します。
複数の営業所や現場がある場合、会社全体で取っている許可業種と、各営業所で扱う業種、現場に配置する技術者を分けて整理します。同じ会社の看板だからといって、内容の確認なしに同じ版を複製すると、実態に合わない表示になるおそれがあります。
標識の書式と記載欄は、営業所用・現場用それぞれの現行様式で確認してください。見た目の似た商品でも、記入欄や必要な表示が合うとは限りません。独自に欄を省いたり縮めたりせず、販売店へ渡す内容も原本と照合してから製作を依頼します。
出典:建設業法施行規則 第25条・標識の様式/福岡県「建設業許可後の手引き」標識の掲示。
発注時は許可通知の内容を照合してから校正する
看板を依頼する際は、許可通知の原本や保存した確定版を使って、商号、代表者、許可番号、許可年月日、許可業種を照合します。申請中の予定情報を先に入れて発注するより、通知された内容に合わせて校正する方が誤記を減らせます。
会社名の文字、一般と特定の区分、許可番号の記号などは、見た目が似ていても意味が異なります。業者から届いた校正画像について、担当者がざっと眺めるだけで終えず、原本のどの欄と比べたかを決めて確認してください。許可を受けていない業種を表示することも避けます。
現場用の情報は、配置予定と実際の担当が一致しているかも確認します。名簿の名前だけを先に入れたまま、配置の変更が看板に反映されていないと、現場の書類と表示が食い違います。着工前の準備項目に、掲示内容の最終確認を加えると管理しやすくなります。
出典:建設業法施行規則 第25条・標識の様式/国土交通省「よくわかる建設業法」標識の掲示。
材質や費用は、法定事項と任意のデザインを分けて比べる
金看板という通称から、金色の金属板でなければならないと受け止める必要はありません。法令に合う寸法と表示内容を満たし、掲示場所で読めることを確認したうえで、耐久性や見た目を検討します。屋内と屋外では、汚れや雨への備えも異なります。
製作費は材質、加工、取付方法、配送などによって変わります。見積もりでは、版の作成、修正、取付部品、施工費が含まれるかを確かめてください。本体価格だけを比べると、設置までに必要な支出が見えにくくなります。表示内容を変更した際に、差替えと再製作のどちらで対応できるかも確認しましょう。
製作会社へ依頼する場合は、誰が表示内容を確定し、誰が校正を承認するかを決めます。申請支援の範囲と、看板の製作・取付の範囲を分け、注文を受ける相手の見積もりに含まれる作業を確認してください。納品物を受け取った後も、発注した版と実物の文字を照合します。
福岡で掲示を整えたら、変更後の差替えも管理する
福岡県の許可後の案内を確認し、通知書類の保存と許可票の掲示を別々の作業として管理してください。許可の更新や商号変更などがあったときは、届出をしたことで表示も自動的に変わるわけではありません。看板やデータの差替えが必要かを、その都度点検します。
- 掲示する場所を営業所用と現場用に分ける。
- 現行の様式と寸法を確認する。
- 許可通知と配置情報を照合して校正する。
- 掲示後の点検と変更時の差替え担当を決める。
LINEでは、許可取得後の準備なのか、更新や変更に伴う差替えなのか、営業所用か現場用かをお知らせください。製作を急ぐ前に、表示する内容と確認する資料を整理しましょう。許可後の義務全体は建設業許可を取った後の義務|福岡で標識・帳簿・届出を管理する、費用や依頼範囲は福岡の建設業許可の費用案内|報酬・手数料・実費の見積もりも併せてご確認ください。