建設業許可のネット申請に必須!法人向け「GビズIDプライム」の作り方と事前準備
GビズIDには「エントリー」「プライム」「メンバー」の3種類がありますが、法人が補助金申請や行政サービスを広く利用する場合は、利用制限が少なく従業員用アカウントも作成できる「GビズIDプライム」を作成するのが基本です。
本記事では、法人代表者がGビズIDプライムを作成する手順を、「マイナンバーカードがある場合(オンライン申請)」と「マイナンバーカードがない場合(書類郵送申請)」の2パターンに分けて、準備するものから具体的な流れまで分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- GビズIDプライムの2つの申請方法と特徴
- マイナンバーカードを使ったオンライン申請の手順
- マイナンバーカードがない場合の書類申請手順
- GビズIDアプリの役割と使い方
- 申請時によくある「つまずきやすいポイント」
1. 事前に確認すること・申請のパターン
GビズIDプライムは、マイナンバーカードの保有状況によって申請方法と発行までの期間が異なります。まずはどちらのパターンで申請するかを確認しましょう。
パターンA:オンライン申請(マイナンバーカードあり)
スマホでマイナンバーカードを読み取り、オンラインで本人確認を行います。最短即日で発行される場合があり、書類の郵送は不要です。
パターンB:書類郵送申請(マイナンバーカードなし)
申請書を印刷し、法人の印鑑証明書原本とあわせて郵送します。審査・アカウント発行までに1週間程度かかります。
法人の場合、申請者は原則として法人代表者です。引っ越しや代表者住所変更などがある場合、登記情報と情報が一致していないと申請が完了しないことがありますので、最新の状態になっているか確認してください。
オンライン申請では2種類の暗証番号を使います
マイナンバーカードを利用する場合、発行時に設定した以下の2つの暗証番号が必要です。
・署名用電子証明書暗証番号:英数字6〜16文字のパスワード(すべて大文字)
・券面事項入力補助用暗証番号:数字4桁の暗証番号
パターンA:マイナンバーカードがある場合のオンライン申請
法人代表者本人のマイナンバーカードがある場合は、スマートフォンを使ってオンラインで申請を完結させることができます。
用意するもの
- 法人代表者本人のマイナンバーカード
- 署名用電子証明書暗証番号(英数字6〜16文字)
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
- 申請用端末(通常はパソコン)
- GビズIDプライム用のメールアドレス
- マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン
- SMSを受信できる電話番号
- スマートフォンにインストールした「GビズIDアプリ」
※パソコンや外付けのICカードリーダライタでは読み取りができません。必ず対応スマートフォンと「GビズIDアプリ」を使用します。
オンライン申請の流れ
1. GビズIDアプリのインストール
スマホに「GビズIDアプリ」をインストールします。このアプリは今後のログイン時の二要素認証にも使うため、申請後も削除しないでください。
2. メールアドレスの登録
公式サイトの「プライムアカウントを申請する」から進み、アカウントIDとなるメールアドレスを登録。届いたワンタイムパスワードを入力します。
3. 法人情報・利用者情報の入力
法人番号を入力して法人情報を取得し、代表者情報、SMS受信用電話番号、ログインパスワードなどを入力します。
4. スマホでQRコードを読み取り・暗証番号入力
パソコン画面にQRコードが表示されたら、スマホのアプリで読み取ります。その後、スマホ上で4桁の暗証番号と、英数字6〜16文字のパスワードを入力します。
5. マイナンバーカードの読み取り
スマホの背面にカードをかざして読み取ります。完了後、アプリで「送信」をタップし、パソコン画面に戻って申請作業を完了させます。
6. 審査完了後、SMS認証
審査完了メールが届いたら、マイページにログイン。SMSに届くワンタイムパスワードを入力すると、利用開始となります。
パターンB:マイナンバーカードがない場合の書類郵送申請
マイナンバーカードを利用できない場合は、申請書を印刷し、法務局発行の印鑑証明書を添付して郵送する手続きになります。
用意するもの
- 申請用端末(通常はパソコン)
- GビズIDプライム用のメールアドレス
- 法人番号
- 法人代表者の情報
- SMSを受信できる電話番号
- 法人の印鑑証明書(法務局発行で発行日から3か月以内の原本・コピー不可)
- 法人の代表者印(実印)
- プリンター、郵送用の封筒
書類郵送申請の流れ
1. 申請開始・メールアドレス登録
公式サイトの事前チェックで「マイナンバーカードを持っていない」を選びます。メールアドレスを登録し、届いたワンタイムパスワードを入力します。
2. 情報入力
法人情報、アカウント利用者情報、SMS受信用電話番号、ログインパスワードを入力し、内容を送信します。
3. 申請書をダウンロードして印刷・押印
申請書を印刷し、「作成日」を手書きします。「実印欄」に印鑑証明書と同じ法人の代表者印を押印します。
4. 申請書と印鑑証明書原本を郵送
申請書と印鑑証明書原本をGビズID運用センターへ郵送します。審査には1週間程度かかります。
5. 審査完了後、SMS認証
審査完了のメールが届いたら、マイページにログイン。登録したスマホのSMSに届くワンタイムパスワードを入力して利用開始です。
よくあるつまずき・注意ポイント
GビズIDの申請手続では、次のような点で手続きが止まりやすくなります。
暗証番号を間違えやすい
オンライン申請で使う「署名用電子証明書暗証番号」は英数字6〜16文字(すべて大文字)です。数字だけの暗証番号と混同しないよう注意が必要です。
QRコードには有効期限がある
パソコン画面に表示されるQRコードは、表示後10分限り有効です。スクリーンショットや印刷による再利用はできません。
パソコン用ICカードリーダーは使えない
オンライン申請の読み取りには、必ずマイナンバーカード読み取り対応スマートフォンにGビズIDアプリをインストールして利用します。
法人情報・代表者情報の不一致
登記情報とカードの情報が一致していない場合(オンライン申請)、または入力情報と印鑑証明書の記載が異なる場合(書類申請)、審査に通らない可能性があります。
書類申請の申請書は手書き修正不可
印刷後に内容の誤りに気付いた場合、手書きで修正せず、再度申請画面から作成・印刷し直してください。手書き修正は無効となります。
申請前の確認チェックリスト
- 自社に合った申請方法(オンラインか書類郵送か)を把握した
- 【オンラインの場合】2種類の暗証番号を確認した
- 【オンラインの場合】スマホにGビズIDアプリをインストールした
- 【書類郵送の場合】発行から3ヶ月以内の印鑑証明書原本を手元に用意した
- 【書類郵送の場合】申請書に押す法人の代表者印(実印)を準備した
まとめ|行政手続きの準備はGビズIDの取得から
法人として各種補助金の申請や、社会保険・建設業許可などの電子申請システムを利用する際、GビズIDプライムは入口となる重要な共通IDです。
オンライン申請なら最短即日発行が可能ですが、暗証番号の入力やスマホでの読み取り作業が発生します。書類申請の場合は、郵送の手間と約1週間の審査期間がかかります。申請期限が迫っている手続きがある場合は、何よりも先にGビズIDプライムの作成を終わらせておくことをおすすめします。
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