これで安心!工事請負契約書マスターガイド〜トラブル知らずの契約のコツ〜

皆さん、こんにちは!日々の工事、本当にお疲れ様です。
今回は、皆さんにとって切っても切り離せない「工事請負契約書」について、改めてその重要性をお話ししたいと思います。正直、「また契約書か…面倒だな」って思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください!この契約書、実は皆さんのビジネスを守るための、とっても強い味方なんです。
「なんとなく分かってるけど、これで合ってるのかな?」
「毎回同じように書いてるけど、もっと良い書き方ってあるのかな?」
そんな疑問を抱えている方も多いはず。
そこで、今回は工事請負契約書を作成する上での「これだけは押さえておきたいポイント」をご紹介します!
押さえておきたい!契約書作成の5つのポイント
1.工事名は具体的に!「〇〇(建物名)内装工事」と明確に書こう!
「〇〇工事一式」なんて、ざっくりした書き方、していませんか?実はこれ、後々「あれ、この部分も含まれてたっけ?」みたいな認識のズレの原因になることがあるんです。
工事名は、例えば「〇〇ビル2階店舗内装工事」のように、何をする工事なのかが具体的にわかるよ うに書くのがベスト。建物名や工事内容をしっかり盛り込むことで、お互いの認識がピッタリ合います。これで「言った」「言わない」のトラブルからサヨナラできますよ!
2.工事場所は「ピンポイント」で!番地は要らないけど〇〇様宅と書こう!
工事場所は、「〇〇市〇〇町1丁目」まででOK。番地まで細かく書く必要はありません。それよりも、「〇〇市〇〇町1丁目 鈴木様宅」とか、「〇〇駅前ビル301号室」のように、誰が見ても「あ、ここね!」と一発でわかるような書き方を心がけましょう。地図がなくても迷わないくらい、具体的に特定できるとバッチリです。
3.工期はズバリ!「〇月〇日〜〇月〇日」と迷わず書こう!
工期は、着工日と竣工日を明確に記載するのが鉄則です。「〇月末までに」とか「〇〇が終わってから」といった曖昧な表現はNG。トラブルの元になります。「〇年〇月〇日着工、〇年〇月〇日竣工」というように、カレンダーを見てすぐにわかるように書いてくださいね。
4.請負代金は「税込み」「税抜き」両方ハッキリ書こう!
「消費税、どっちだっけ?」って、後で慌てることがないように、請負代金は必ず「税抜き金額」と「税込み金額」の両方を明記しましょう。
例:
請負代金(税抜き):〇〇〇万円
消費税額:〇〇万円
請負代金(税込み):〇〇〇万円
これなら、お客様も皆さんも、お互いに金額について誤解することなく、安心して進められますよね。
5.発注者・受注者はしっかり明記!押印は忘れずに!
当たり前のことですが、発注者と受注者の「氏名(または法人名)と住所」は正確に記載してください。そして、一番大事なのが「押印」です。押印があることで、その契約書が正式なものであると証明されます。双方の押印が揃って初めて、契約書は「生きた証拠」になるんです。手間かもしれませんが、必ず押しましょう!
ちょっと待って!こんな時どうする?契約書の素朴なギモン
1円の工事でも契約書って必要なの?
「え、たった1円の工事でも契約書いるの?」と思うかもしれませんね。でも、答えは「原則、必要です!」なんです。金額の大小にかかわらず、契約書は後のトラブルを防ぐ「お守り」のようなもの。小さな工事でも、きちんと書面を交わすことで、お互いの信頼関係も深まりますよ。
同じ建物でいくつか工事があるんだけど、その都度契約書?
これは良い質問ですね!もし、同じ建物や同じお客様から複数の工事をまとめて受注する場合、一つの契約書にまとめて記載することも可能です。例えば、「〇〇ビル改修工事一式」という形で、その中に内装、設備、外構など、複数の工事内容を細かく記載していくイメージです。こうすることで、契約書を何枚も作る手間が省けて、効率的ですよね。ただし、その場合は各工事の範囲や内容を契約書内で明確にしておきましょう。
まとめ
今回ご紹介したポイントを押さえて、ぜひ自信を持って契約書を作成してみてください。正確で分かりやすい契約書は、お客様との信頼関係を深め、スムーズな工事進行にも繋がります。
何か「これってどうなの?」という疑問が浮かんできたら、いつでも立ち止まって確認してみてくださいね。皆さんのビジネスが、より一層スムーズに進むことを心から願っています!